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花粉症の治療薬といえばザイザル!でも完治はできないので注意!

2020年05月19日
薬を飲んでいる男性

花粉症の治療薬として用いられることが多いのは、第二世代抗ヒスタミン薬です。第二世代抗ヒスタミン薬は第一世代よりも、眠気などの副作用が出ないほか、原因となるヒスタミン受容体と結合し、分泌を抑制することや、肥満細胞から遊離して放出するのも抑制することができるので予防薬としても使用することがあります。

第二世代抗ヒスタミン薬にも、効き目が強いものとそうでないものとがあるのですが、バランスよく効果を示すのがレボセチリジン塩酸塩を主成分とするザイザルです。レボセチリジン塩酸塩の成分は眠気などの副作用も起きにくいので人気がある治療薬で、ザイザルを服用すると1時間で効果が出始め、しかも1時間から7時間は効果が高い状態をキープすることができます。持続時間も長く1日中効果を保つことができますし、1日1回就寝前に1錠服用するだけなので、仕事場に薬を持参する心配もなく、手軽に利用できることからも人気が高くなっています。

ザイザルは花粉症の症状でもあるアレルギー性鼻炎のほか、蕁麻疹や湿疹、皮膚炎、そして咳に対しても効果があります。白く細長い錠剤のため服用しやすいのですが、シロップになっているものもあり生後6カ月から服用することができます。就寝前に服用となっているのは、持続時間が24時間と長いこと、そして副作用として眠気が出てしまうことが理由としてあがります。抗ヒスタミン薬の中でも第二世代のものは、一般的に眠気や口の渇きといった副作用は少ないのですが、ザイザルは効き目もある程度強いため、どうしても眠気が出ることがあります。特に眠気は薬の血中濃度が高い状態の時に起こりやすいので、その時間帯を睡眠時間にあてているのです。
そして日中も眠気が起こることがあるため、念のため車の運転や危険を伴う機械の操作は行わない方が良いと注意事項にも記されています。

ザイザルは就寝前に服用することで、朝まで効果が高い状態を保つことになり、朝にアレルギー症状が重くなるモーニングアタックの状態を軽減することができますし、ある程度出てしまっている症状に対しても効果があるので、人気のある薬なのです。

なお、抗ヒスタミン薬全体に言えることですが、このようにきちんと症状を抑えることができるザイザルでも根本的に花粉症を治すことはできません。あくまでつらい症状を抑えるだけです。花粉症を根本的に治すのは大変難しく、現時点では対症療法を行う場合が多いです。もし根治療法を行うとしてもスギ花粉にのみ適応となっており、ブタクサなどの花粉では行うことはできません。ザイザルを服用しても完治することはないので、注意をしてください。